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執筆者の写真理紗 北村

リサのオーストラリア留学日記🇦🇺🐨🏝

更新日:2020年11月19日

皆さんこんにちは!実行委員代表の北村理紗です。

今日は、私の高校時代のオーストラリア留学について紹介します!

私は高校2年生の1月から1年間休学をして、オーストラリア クイーンズランド州にある、サンシャインコーストという地域に行きました。写真に見てもわかるように、自然がとても豊かで、近くにはハイキングできる山や、サーファーにも人気なビーチがあるリゾートエリアでした。

まず、留学に行くきっかけとなった私の高校について紹介します。

私が通っていた東京都立国際高校は、帰国生や在京外国人、留学生など国際的なバックグラウンドをもつ生徒が多く、多様性溢れる学校でした。ずっと日本で生まれ育ってきた私にとって、海外経験のある友人たちの視野の広さや、物事の考え方・捉え方、考えの深さなどが新しく、とっても刺激的でした。「私がいた国はね、」「OOに住んでいた時は、」と、日本以外の国での経験を話す友人たちがすごくカッコよかったです。また、私は小さい頃から英語を習っており自分の英語力に自信があったのですが、高校入学後に出会った友人たちの英語力の高さに圧倒されるとともに、私も現地に行って日常生活からどっぷり英語に浸かる中で英語力を伸ばしたいと強く思いました。

私の家はお金に余裕があるわけではなかったので、東京都教育委員会が行っている「次世代リーダー育成道場」という奨学金を利用した留学プログラムに応募しました。このプログラムは、東京都立高校生を対象とした1年間の留学プログラムです。私は5期生で、当時は80万円(VISA・パスポート取得代は別)で留学することができました。半年間の事前研修を終え、出発式で代表として挨拶し(当時の記事はこちら)、オーストラリアに旅立ちました✈️🇦🇺 家族や友人をはじめとし、たくさんの人が応援してくれて、とても嬉しかったです。普段泣かなかった私も号泣しました(笑)


ここから、ずっとずっと憧れていた留学生活が始まります。初めて家族から長期間離れる、知り合いも友達もおらず、言語も文化も違う、見知らぬ土地での生活。私のホストファミリーは、ホストマザーとそのハウスメイトであるホストファザー(2人はカップルではないです)、スイス人の留学生と私の4人でした。(オーストラリアでは、家賃を抑えるためにハウスシェアをする人が割といるようです。)最初は新しい家族の形に戸惑いました。日本では、勉強・部活・課外活動・遊びで予定が詰まっており、家には寝に帰り、悩み事があっても友達に相談していたので、家族と離れても絶対に寂しくなんかならないと思っていました。そんな私も2日でホームシック(笑)これから1年不安すぎる、寂しい家に帰りたいと部屋で一人号泣していました。でも、せっかく応援して待ってくれている人たちがいて、その期待に応えたいとの思いから日本には頼りたくなく、その時は強がってLINEもSNSも消して自ら連絡手段を断ちました。


最初の半年は、とにかく辛かったです。まず友達が全然できませんでした。私が通っていたのは小規模な学校で、現地の生徒たちの中にはすでにコミュニティが出来上がっており入れず、留学生コミュニティはドイツ語圏の生徒が多く、ドイツ語で話していて何も会話を理解できず。日本では自然と友達ができていったのに、オーストラリアに来てどうやって友達になれるのかわからなくなりました。「自分なんて…」と悲観的になり、どんどん自分に自信がなくなりました。多種多様な国から集まる友人たちとのビーチエリアでのキラキラ留学生活…という思い描いていた理想からは程遠い現実。自分の状況を周りのせいにしようとする自分も嫌で、このままでは応援してくれている人たちに合わせる顔がない、何かしなきゃと思いました。そこから、数学で隣にいた子に話しかけ、ランチに混ぜてもらい、初めて友達と呼べる友達ができました。なんだ、私が勝手に周りをシャットアウトしていただけで、友達ってこんなに簡単にできるんじゃん、と思いました。出会ったばかりの私を誕生日パーティーに呼んでくれたり、家族とのビーチドライブに連れていってくれたり、とても嬉しかったです。また、やることがなくて暇すぎると嘆くのをやめ、地元のサッカークラブに入りました。それでも、自分の英語力が足りなく、うまく自分の気持ちを表現できなかったり、言葉が出てこないことにもどかしさを感じていました。

そんな中、半年経って留学生も入れ替わり、留学生コミュニティで英語が飛び交うようになりました。私が一緒に住んでいたスイス人の留学生も帰国し、次はブラジル人の留学生が私のホストファミリーに来ました。不思議なのですが、第二言語として英語を話す留学生たちとは何のプレッシャーもなく会話することができました。自分の母国を出て家族や友人から離れてこの地に来ているという同じ境遇の留学生たちと、お互いの気持ちを共有するうち、どんどん仲が深まっていきました。最終的には、ブラジル、イタリア、ノルウェーの留学生たちと親友と呼べるぐらいまで仲良くなり、少し前までは帰りたくて仕方なかったのに、今度は彼女たちと離れ離れになるのが本当に寂しくなってしまいました。

留学を通して、自分の気持ちを表現できること、気持ちを共有できる人がいること、やりたいことがやれることがいかに恵まれていて、自ら行動して状況を変えることがいかに大切かを身を持って感じました。留学ではなくても、自ら選択し行動する中で、きっと様々なひとや物事との出会い、新しい発見、気づきなどを得られると思います。中高生の皆さんの未来、可能性で満ち溢れています。何かやりたいと思った時には、勇気を出して踏み出してみてください。きっと、見える世界が変わっていきます!!


ちなみに、高校卒業間近の1月、イタリアとブラジルの留学生たち(GinevraとNuni)に再会すべく、ブラジルに行きました!Nuniの家族たちは、Ginevraと私をまるで家族のように受け入れてくれ、ずっと話に聞いていて会いたかったと泣いて迎えてくれて、1ヶ月の滞在期間ずっとたくさんの愛を伝えてくれました。大好きな彼女が生まれ育ってきた土地を知り、その地で再会でき、新たな出会いもあり、とっても嬉しかったです。


是非みなさんも挑戦してみてください!

以上、リサのオーストラリア留学日記でした!

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