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SDGsを国連で担当したことがきっかけ(審査委員応援メッセージ)



皆さん、初めまして!審査委員を務めます山田基靖です。


現在、兵庫県姫路市に所在する学校法人摺河学園で学園長を務めていますが、元々は外務省の職員で、官民人事交流制度により昨年8月から姫路市に着任しています。


私とSDGsの関わりは、2016年から2018年まで勤務した国際連合日本政府代表部にてSDGsを担当したことが始まりです。壮大な国際目標を「自分事」として認識し、行動に繋げることは、日本を含めた国際社会共通の課題です。業界問わず社会全体が直面する諸課題に「持続可能性」という視座が益々求められていることからも明らかなとおり、皆さんが社会のプレイヤーとして活躍していく上でいわゆる「SDGsマインド」を持つことは大きな武器になることと思います。


国連安保理議場にて



私は、現在、そのマインドを初等・中等教育の段階から育むプログラムを構築すべく、実際の教育現場に派遣されています。特に力を入れているのがアジア諸国と協力し、地域社会の課題解決に向けて、他国の学生と共に学べる環境作りです。姫路の行政機関との連携の下、街全体で多文化共生のあり方を考え、次代を支える生徒たちが多様性に冨む環境下で「頭の体操」を行える舞台を整えたいと考えています。


SDGsの作成過程では、開発途上国から日本を含む先進国に対し、技術移転や人材育成等の協力を強く求められました。若い段階から、ボーダレスな環境で国際社会が直面する諸課題を肌感覚で感じ、国内外どこにいても、世界との繋がりを意識しながら諸課題に取り組むことが益々求められていると感じています。


今回のアワードも、皆さん一人ひとりが日頃課題と感じていること、解決すべきと思うことにつき、真剣に取り組んだ結果を拝見できる機会かと思うので、私自身とても楽しみにしています。


      インドネシアの高校にて



山田基靖

学校法人摺河学園学園長(官民人事交流により外務省より派遣中)。


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