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大学の授業×SDGs×実践活動(審査委員応援メッセージ)

審査委員の武庫川女子大学福井です。


ここでは武庫川女子大学がなぜこの活動に参加したのか、その意味と経緯などをご紹介し、SASS2020での「武庫川女子大学賞」のことも少し説明したいと思います。


武庫川女子大学経営学部は今年の4月に開設したばかりの新しい学部です。この学部の基本となる考え方は「人生100年時代のしなやかなキャリア形成」。

具体的に説明しましょう。「世界のどこにいても、何歳であっても、たとえそのとき逆境にあったとしても、自らの暮らしをそのときどきの環境にあわせて再構築し、そのために必要となる知識や技能を獲得し、協力してくれる人々を巻き込みながら、自らも巻き込まれることを恐れず、自らをマネジメントする能力と意欲を持ち続けること」これは学部開設にあたって、一期生となる学生に向けた私の挨拶の中の一文です。このような能力を養うために学部では一般的な経営学部のカリキュラムに加え、実践活動という科目を学びの中心に据えました。



実践活動は学外での活動を通して学ぶ科目で、“働く”を体感するインターンシップ、市民として、地域におけるボランティア活動に参加するサービスラーニング、現場に身を置き、観察や聞き取り・アンケート調査などを通して研究するフィールドワークという3つの類型に分類されるプロジェクト群です。経営学部の学生は1年生の後期から4年生の前期までに必修で4単位、最大で9単位履修することになっています。一単位は40時間以上の学内外での活動を必要とするので、かなりの時間を社会の中での学びに費やすこととなります。既に一期生の一年生たちも30近いプロジェクトに270名が参加し、様々な活動に取り組んでいるところです。

実践活動の一つとして西宮市と進めているゴミ問題を調査し、市長に提言するプロジェクトの活動風景




この活動で、地域社会の課題だけでなく、世界的な課題にも取り組むプロジェクトを用意したいと思っていたとき、旧知の横田先生とこの企画について話し合う機会があり、以前より進めておられたSDGsの活動にインカレのゼミという形で参加することにしました。

私もSASS2020の審査員として参加し、武庫川女子大学経営学部賞も用意しています。この賞は上記の実践活動の趣旨に即して「つながり・コミュニティ」をテーマとした活動を対象に選定する予定です。ぜひこの賞にもトライしてください。




福井誠

武庫川女子大学経営学部教授 学部長

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